もし、このページをお読みの方の施設で滑って転んでしまった、そんな状況であれば、
まずは落ち着いてこの事態を考えて欲しいです。
おそらく、「滑り止め」に対する情報を集めていると思います。
しかし、この滑り止め対策は絶対にしっかりやらなければいけません。
安易な転倒対策ではいけない!?
そもそも「転倒ってそんなにニュースにならないから、たいしたことない。」というお考えはありませんか?
これは実体験ですが、
私の知り合いの議員に「転倒事故が多くなっている」という話をしたら、
「それは家具転ですか?」と言われました。
地震が起こった際に、家具が倒れること。確かに災害の多い日本では家具が倒れることは大きな問題です。
しかし、日常にも多くの事故が潜んでいます。
滑って転ぶ転倒についてよくご存じの方は誰もいませんでした。
ですが、皆さんが体験してきたこの転倒事故は実は大きな社会問題となっています。
転倒についての概要をご紹介致します。
2019年のデータですが、
東京都だけで約81,000人が1年間で緊急搬送されました。
(東京都消防庁:令和元年中「救急搬送データからみる日常生活の事故」の概要より)
日本の人口比で出すとおよそ70万人が転倒で救急車を利用せざるを得ない状況だったことがわかります。
全体のデータは人口動態統計の死亡者数でしか把握することができませんが、
「転倒・転落・墜落」の欄で見ると、9580名の方が命を落としています。
よく比較になる交通事故は4279名なので、なんと倍以上の方が亡くなっていることがわかります。
東京オリンピック開催により
転倒に対する考え方が変わった
東京オリンピックにむけて、「誰もが快適」という街のあり方の考え方が広がってきています。
その根拠法が「バリアフリー法」です。
私はこの数年、この滑り止め、専門用語で「防滑(ぼうかつ)」について調べていましたが、
実は転倒事故の死亡者数はここ数年で急増しています。
原因は「超高齢化社会」です。
また、障害者の方もどんどん社会進出してきています。
転倒の原因
転倒の原因は「すべり」と「つまづき」がほとんどを占めます。
要因として、「すべり」は足腰が弱くなっている為、「つまづき」は段差が見にくくなったとなっています。
どちらも、加齢が原因となっていて、超高齢社会になった現在、転倒で亡くなる方が急増しています。
現状だと、今一番恐れなければいけないのは
「施設で新型コロナウイルス感染の話題がでること」だと思われます。
風評被害が凄く、
消毒作業に追い込まれる、
それでいて人が来なくなる。
そんな可能性があります。
一方で転倒事故が起こると何が起こるでしょうか。
これだけSNS社会になると、転んだことがすぐ世間に流されてしまうでしょう。
それだけではありません。実は、転倒が起こると、近年、管理者の責任が問われる場合が多く、判例でも厳しく責任を問われています。
実際、賠償問題に発展した例も数多く出ています。
もし、お客様から不安の声が上がったら、すぐに対応すべきです。
事故統計の話で、「ハインリッヒの法則」があり、「1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常(ヒヤリ・ハット)が存在する」という考え方です。
この数字にはあまり根拠がないと言われていますが、危ない思いをした、ということは、いずれ大事故が起こる要因を抱えた状態である。と言えます。
これで少しは転倒対策、「防滑」について興味を持ってきたのではないかと思います。
次に皆さんのお考えは
・「そもそもウチにあう商品は何だろう」
・「どのくらいの時間でできるだろうか」
・「どのくらい滑り止めの効果があるだろうか」
・「どのくらいの費用がかかるだろうか」
おそらくこの4点になってくるのではないかと思います。
そもそもウチにあう商品は何だろう
皆様の施設は間違いなく自慢のものであると私たちは考えています。
お客様や利用者の方がカッコイイと思ってくれるような床材を使用していると思います。
そんな床の景観を損なう物、床にとって良くないものを使用するのは抵抗あると思います。
そもそも、せっかく商品を選んでも、施工不可能なら損です。
景観を損なわない、かつ施工しやすい商品が望まれると思います。
どのくらいの時間でできるだろうか
防滑について大切、というのは感じられたと思います。しかし、そもそも施設を何日も閉鎖する、というのは別の意味で大きな損失となります。床材自体を変える工事になると、それこそ1週間じゃ効かないと思います。これでは費用対効果がまったく合いません。
施工して、できる限りすぐ手に入る、という商品が望まれると思います。
どのくらい滑り止めの効果があるだろうか
これは2つの意味が混じっています。「効果」と「期間」です。
どのくらい快適に移動しやすくなるのか、これは前提条件となると思います。
ちなみに、日本建築学会が勧める滑り計数値は「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準 (平成28年度)」によると、履物着用時はC.S.R=0.4以上、素足の場合はC.S.R=0.7以上と、されています。このC.S.Rが、「すべり抵抗係数」と呼ばれ、実際に転倒事故が起きた際、この基準に満たなかった施設所有者は賠償責任の対象になっています。
こちらの根拠法は国土交通省のバリアフリー法のページ、
「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準 (平成28年度)」の、
第2部、第4章、18~19ページにございます。
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/jutakukentiku_house_fr_000049.html
次に期間についてです。
せっかくお金を支払って時間をかけたのに、すぐ防滑の効果が切れてしまったら、これも費用対効果に合わなくなってしまいますよね。
なので、「どのくらい滑りにくくなるのか」と「どのくらいの期間、効果が持続するのか」と、高機能かつ長寿命なものが望まれると思います。
これだけ考えて、費用面と考えると思います。
まとめると
・景観を損なわない商品
・施工時間が短くてすむ商品
・高機能かつ長寿命な商品
これらを頭の片隅に置いて、弊社の商品、「ドンタッチフロアー」についてご紹介させてください。
まずはこちらの施工手順についてご紹介します。
「え?清掃して、塗っただけじゃん。」と思われたと考えたでしょう。
そうです。たったこれだけで終わりです。
清掃さえしっかりしていれば、10分程度で作業自体は終わってしまいます。
「こんな塗っただけで効果が出るはずがない!」と思う気持ちも当然出てくるでしょう。
ドンタッチフロアーのすべり抵抗係数についてご紹介致します。
清掃・乾燥状態 最小値0.82、最大値0.83
湿潤状態 最小値0.80、最大値0.81
もう一度、すべり抵抗係数について比べてみましょう。
履物着用時はC.S.R=0.4以上、素足の場合はC.S.R=0.7以上
この基準のどちらにも満たしています。しかも、乾燥状態でも、濡れた状態でも、ほぼ同じコンディションというのは、お客様にとっても快適な状況、と考えられます。
「本当に長寿命なの?」と疑う気持ちも分かります。
しかし、すでに検査機関に調査を依頼して、数年以上維持できるという結果をいただいています。
このドンタッチフロアー、
皆様にとって導入すると、6点ほど利点があると我々は考えています。
「下地を問わず利用可能」
どれだけ優れた製品であっても、そこで利用できないなら意味がありません。
ドンタッチフロアーは御影石・大理石・タイル等に強力に密着します。
「最短わずか2時間で歩行可能」
事前の清掃ができれば、たった10分程度の作業で、およそ2時間後には歩行することが可能になってしまうほど早い施工です。
「驚くほど簡単施工」
前作のタフガードは多くの方にご利用いただきました。
ドンタッチフロアーは前回よりもさらに簡単に施工していただけるよう
改良いたしました。
施工手順は動画の通りです。
「高い防滑性能」
先ほどの検査結果の通り、乾燥時でも濡れていても同じような性能を発揮しました。差が無いほど良い商品と言われています。
「ほとんど見た目が変わらない」
実際動画で見てもらってわかったと思いますが、動画制作者がどうやって施工面と未施工面を判断してもらうか、悩むほどわかりにくいです。
お客様の大事な床の景観を守ることができます。
「復元可能」
実は防滑施工において、復元ができる商品というのはあまり多くありません。
それだけ、お客様の大事な床を傷つけている、ということです。ドンタッチフロアーは床を守る商品です。
最後に
国土交通省 政策ベンチャー2030
そこに書いてあるものとは
新型コロナウイルスの影響により、物事の考え方が変わりました。安全と言われていた日本であっても、これだけ安全が脅かされるとここまで人の意識が変わってしまうのか・・・
今は「衛生面」に重きが置かれていますが、それはもっと広い意味で安全を求めていく、これは容易に考えられます。
国土交通省のページに「政策ベンチャー2030」なるものがありました。
これは国土交通省が考える、10年後あるべき姿が書いてある、と言ってもいいでしょう。
気になったのは「外国人誘致」についてです。
国土交通省としては重要視している部分でしょう。
なぜなら、バリアフリー法改正は東京オリンピック開催のために準備されていたところが非常に多いからです。
今までの街のあり方というのは日本人目線でした。しかも、「健常者」の為の街であった、と言わざるを得ません。車いすの人はわずか数センチの段差に苦労している、盲目の人が電車でひかれ人身事故につながってしまった・・・など、自分にとっては何でも無くても、人によっては大きな障害になっている、ということになっていました。特に障害者の方にとっては仕事も限られてしまうことも多かったです。しかし、新型コロナウイルスにより、リモートワークという新たな働き方が生まれました。これは、ついに今までハンデがあると思われていた人であっても、自分の才能で活躍できる可能性が生まれてきたと言えるでしょう。
今の街というのは、「誰が見ても」快適な社会なのでしょうか。
これを自分のことに例えていくと、あなたの施設は本当に誰にとっても快適な施設と言えるでしょうか。転倒で賠償、というそんな小さい話ではありません。もし、この流れに乗り遅れるということは、快適な施設に人は集まり、危険な施設には淘汰される・・・そんな未来も考えられます。
快適な社会を作るための、「足場がため」として、是非ドンタッチフロアーを利用していただけると幸いです。お問い合わせお待ちしております。